あなたは夜空に流れ星を見たことがありますか?

もし、流れ星を見ることができたらその珍しさに感動してしまう方もいるでしょう。

そんな流れ星には何らかの前兆があると言われています。

それは凶事でしょうか?
それとも幸運なことが起こるのでしょうか。

今回は流れ星を見ることは何を意味しているのか、また願い事をするようになった由来や起源、3回願い事をする理由などについて紹介していきます。

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流れ星を見たら何の前兆や幸運?

流れ星を見ると、人は様々なことを思い浮かべるでしょう。

それは何かの前兆ではないでしょうか。

前兆は、個人の前兆現象としてとらえられていることが多く、人の死や誕生が関係していました。

中国やヨーロッパでは流れ星を霊魂とみなしています。

ですので流れ星の出現を吉凶の前兆としてとらえる見方が広く存在していました。

そして流れ星は珍しいという側面からも吉兆との受け止め方も実際あり、吉凶の間で揺れているのだと考えられます。

凶事の前兆だとすれば人の死に関係しているでしょう。

幸運の前兆だとすれば、叶えたい事が流れ星によって叶うチャンスが到来したということかもしれません。

  • 妊娠することになる
  • 病気が完治して健康になる
  • 運気がよくなる
  • 恋愛運がよくなる
  • 仕事運がよくなる
  • 宝くじが当たる
  • 今までの抱いていた夢が叶う

など、このような幸運なことが起るかもしれませんね。

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流れ星を見たら願い事をする由来や起源

「流れ星が流れる間に心の中で3回願い事を唱えると叶う」という言葉をどこからともなく聞いたことがあると思います。

ではなぜこのように願い事をするようになったのでしょうか。

日本では、昭和のはじめのほうに、

「流れ星を見てそれが消えないうちに言葉を発して願う」
「願いがかなうような動作をする」

このように言われていた例があります。

海外でいうと、欧米に広く「流れ星を見たら願い事をする」という習慣が存在します。

それはキリスト教の文化圏であることが関係しているのでしょう。

これらの願い事をする由来や起源は、
キリスト教の伝説が関係していると考えられます。

「時々神は下界の様子を眺めるために天界を開ける。この時に天の光として星が流れ落ちる。だからこの時に願いごとを唱えれば、その希望は神の耳に届き、神は願いをかなえてくれる。

ただし、開いているのは一瞬だ。そこで流れ星が出現したと同時に神の耳に達するようにその願いごとを唱えなければならない。」

 「天国に行けない霊魂は煉獄に止まって罪を償い、誰か流れ星を見た人が祈りを捧げてくれることにより救われるようになるのを、その煉獄で悩みながら待つのである。

そして幸運にもそのみがかなった場合、魂は煉獄から天国へ移ることができる。そして流れ星が消えるまでに『Rest In Peace』と3回唱える。」

この伝説はキリスト教的な魂の救済を意味しているので、ここから願い事をする習慣になったのではないかと思います。

願い事を3回言う理由

流れ星に願い事をするには3回願い事を唱えなけばいけません。

筆者も実際に流れ星を見て願い事をしてみましたが、流れ星の流れるスピードがとても速くそして直ぐに消えてしまったので、3回の願い事を唱えることができませんでした。

流れ星が流れる速度は、地球に飛び込んでくるときの状態によって異なりますが、

  • 遅いもので秒速10キロメートル
  • 速いもので秒速70キロメートル

くらいあります。

とても早く、一言で流れ星が過ぎ去ることもあります。

このように3回も願い事をする時間がある流れ星をみるチャンスはなかなかありません。

なぜ流れ星に3回願い事を唱えるのでしょうか。

「3」という数字は、「流れ星を見たら願い事をする由来や起源」の見出しで紹介させていただいたように、願い事の由来となった伝説に、「流れ星が消えるまでに『Rest In Peace』と3回唱える。」という箇所がありましたので、願い事を3回というにはそこに関係しているかもしれません。

また、3という数字は、スピリチュアル的な観点からいうと安定や完成を表す数字です。

人が国や時代を問わず好んできた数字であるといえます。

そして3は、世界のあらゆるものを形成する、最小単位の完成された数字なので、流れ星への願い事の回数にも反映されてきたのではないでしょうか。

このようなことから考えると、なかなか願い事を3回唱えるのが難しくっても言ってみたいですね。

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流れ星をたくさん見れるタイミング

流れ星は晴れた夜、1時間も空を見上げていれば2~3個必ず見ることができます。

1晩のうちでは、夜の前半より夜半過ぎのほうがはるかに出現数が多いでしょう。

しかし、ずっと夜空を眺めているのは難しいはず。

1時間に2、3回のチャンスで願い事を成功するのかも微妙な感じがします。

瞬きしているうちに流れ星が流れてしまったり、1時間ずっと夜空ににらめっこして集中するのも大変でしょう。

そんなときには流星群のタイミングでチャレンジするのがオススメです。

流星群のときに願い事をしよう

流星群とは、毎年ある決まった時期に多くの流れ星が特定の星座の方向からまとまって現れる現象のことです。

流星群はいくつかありますが、
そのなかで毎年ほぼ安定して、多くの流星が流れる3つの流星群があります。

  • しぶんぎ座流星群
  • ペルセウス座流星群
  • ふたご座流星群

これらは、「三大流星群」と呼ばれます。

しぶんぎ座流星群

一年の最初を飾る流星群が、しぶんぎ座流星群です。

北東の空に明るい流れ星が飛び、1月4日未明にピークをむかえます。

三大流星群の一つとして数えられますが、流星の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあります。

このため、熟練の観測者によって1時間あたり100個程度見られた年も、時々ありますが、通常は1時間あたり20個から50個程度です。

ペルセウス座流星群

真夏の夜の楽しむことができ、天体観測が行いやすい時期に出現します。

8月上旬~8月20日頃まで楽しむことができ、
特に、8月12日~13日にかけてピークとなります。

夜空さえ暗ければ、1時間に50個ちかくの流れ星を見ることができます。

ふたご座流星群

冬に見られる流星群です。

毎年ほぼ一定して、多くの流星が見られるという点では、年間最大の流星群と言えるでしょう。
活発で明るい流れ星もたくさんあります。

12月14日~15日にかけてピークとなります。

1時間に100個程度の流星を数えることは珍しくありません。

流星群は見る年によって、観測条件などが違います。

こちらの流星電波観測国際プロジェクトのサイトで詳しく解説されているのでご覧になりたい流星群がある場合には参考にされてください。

また願い事の仕方は3回正確には言わなくっても、略して伝えるもアリでしょう。

日本には、昭和10年代頃に伝わっていたとされることで、具体的な希望を早口に唱える例であります。

たとえば、
青森県津軽郡の「『金欲し』といえば金持ちになり、『八寸』と言えば背丈がのびる」などがありました。

また静岡県榛原郡には、「好きな女の名前を3度唱えると嫁にすることができる」といったことも。

自分のなかで願い事を略したものを考えて願い事をすれば、焦らずに流れ星を見たときにお願いできるかもしれませんね。

さいごに

流れ星を見たら凶事なのか幸運なのか、願い事の由来や起源、願い事をする方法について紹介させていただきました。

前兆は、個人の前兆現象としてとらえられていることが多く、人が死や誕生が関係していました。

願い事するするようになった由来はキリスト教の伝説が背景にあると考えられます。

都会の明るい夜空のなかではなかなか流れ星に出会うことができません。

しかし、流れ星に願い事をされてみたい方も多いはず。

ぜひ挑戦してみたいと思われる方は願いやすい流星群などのときを見計らってされてみてくださいね。

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