「トカラの法則とは」や「7月5日」気になっている方の多くは、近年SNSやネット上で話題となっている地震の予兆や予知夢に関心を寄せているのではないでしょうか。
特に2025年7月5日には、たつき諒さんの予知夢に基づく「大災難」の予言があり、そのタイミングとトカラ列島の地震活動が重なるのではないかと不安を抱く声も増えています。
この記事では、トカラ列島で群発地震が起きると数日~数週間後に大きな地震が起こると言われる「トカラの法則」について解説するとともに、それが2025年7月5日の予言とどのように結びつけられているのか、過去の事例や科学的な視点も交えてわかりやすく整理します。
また、トカラの法則の信憑性や、7月に向けて注目される自然現象についても触れながら、防災意識を高めるヒントをお届けします。
トカラの法則とは?

キョンのブログ:イメージ画像
「トカラの法則」とは、鹿児島県のトカラ列島周辺で群発地震が起きると、その数日から数週間後に日本の別の地域で大きな地震が発生することが多い、という経験則のような現象を指す言葉です。これは正式な学術用語や気象庁の公式見解ではなく、あくまで一部の地震ウォッチャーやSNSユーザーの間で広まった「予兆的な傾向」として知られています。
トカラ列島は、奄美群島と種子島の間に位置し、火山帯とプレート境界が複雑に交差する地質的に活発な地域です。
ここではしばしば「群発地震」と呼ばれる、小さな地震が短期間に集中して発生する現象が起きています。特に話題になるのは、この群発地震が発生した後に、別の地域でM6以上の地震が起きた例が過去に何度かあったことです。
過去の群発地震と大地震との信憑性
トカラ列島の群発地震は、これまでにも日本の大地震と時期が近かった例がいくつかあります。
例えば、2011年1月から3月初めにかけてトカラ列島で27回の有感地震が観測され、その4日後に東日本大震災が発生しました。また、2016年4月1日から8日の間には計9回の地震が観測され、6日後の4月14日から熊本地震が起きています。
そのほか、2021年12月の群発地震の後には2022年3月に福島沖でM7.4の地震が発生するなど、これまでにも「トカラの群発地震後に日本のどこかで大きな地震が起きる」というパターンが見られています。
以下に、現在発生中の地震を含めた、過去の「トカラの法則」に当てはまる群発地震とその後の大地震の事例表をわかりやすくまとめました。
トカラの法則に当てはまる群発地震と大地震(表)
年月 | トカラ列島の群発地震 | 回数・規模 | その後の大地震 | 発生日・規模 | 経過日数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2000年6月 | 群発地震発生 | M5前後・複数回 | 鳥取県西部地震 | 2000/10/6 M7.3 | 約4か月 | 関連可能性あり |
2004年12月 | 群発地震 | M4〜5クラス | スマトラ沖地震 | 2004/12/26 M9.1 | 数週間 | 海外だが巨大 |
2011年1/13〜3/7 | 群発地震 | 計27回 M5.1など | 東日本大震災 | 2011/3/11 M9.0 | 4日後 | 時期が近く有名 |
2016年4/1〜4/8 | 群発地震 | 計9回 | 熊本地震 | 2016/4/14 M6.5, 4/16 M7.3 | 6日後 | 明確な近接事例 |
2021年12月 | 群発地震 | M5.4含む多数 | 福島沖地震 | 2022/3/16 M7.4 | 約3か月 | 話題になった例 |
2023年11月 | 群発地震 | M4〜5複数 | 能登半島沖地震 | 2023/11/11 M6.0 | 数日〜約1週間 | 近接例 |
2025年6月〜現在 | 群発地震継続中 | M5.1最大、500回以上 | 未発生 | – | 継続監視中 | 7月に注目 |
- トカラ列島で 群発地震が発生後、数日〜数週間後にM6以上の地震が発生している例が複数ある
- 時期が近いことで「トカラの法則」と呼ばれるが、科学的な因果関係は未証明
- 現在(2025年6月)は過去最大級の群発活動が続いており、今後の大地震発生有無が注目されている
もちろん、すべての群発地震が大地震につながるわけではなく、科学的な因果関係も証明されていません。ただ、こうした事例を知っておくことは、防災意識を高める一つのきっかけになるのではないでしょうか。
現在のトカラ列島群発地震の最新状況
2025年6月末現在、トカラ列島近海では過去最大級の群発地震が続いており、注目が集まっています。
- 1週間で400~500回超の有感地震
福岡管区気象台などの報告では、6月21日~27日までに震度1以上が約486回、6月23日~29日では約411回に達し、同期間内で震度4以上が計8~9回発生したと伝えられる。 - 有感地震500回超え、最大M5.1を観測
ウェザーニュースでは、6月21日から29日朝までに累計約539回の有感地震が記録され、最も大きな揺れは6月22日17時15分と24日16時04分のM5.1だったと報告。 - 6月30日は依然高頻度で揺れ続く
Yahoo!天気によると、30日朝からも複数回の地震が発生しており、具体的にはM4.5、4.2、4.1など震度3~4レベルの揺れを含め多数の地震が発生中。
活動頻度が非常に高く、500回を超える規模の群発は近年でもトップクラスの異常活動です。
最大規模はM5クラスで、震度4の揺れも複数回観測されており、浅発地震中心で揺れが比較的強い点が懸念されています。
福岡管区気象台は「当面注意を」と警戒を呼び掛けており、引き続き要監視です。
このように現在、トカラ列島近海では数百回におよぶ群発地震が続いており、その中にM5級の強い揺れが複数含まれています。活発な地震活動は一段落していないものの、徐々に回数は減りつつあるとされています。引き続き状況を注視し、防災準備を万全にしておくことが重要です。
「トカラの法則」は確立されていない
ただし、科学的には「トカラの法則」は確立されていません。日本全体が地震多発帯に位置しているため、どこかで地震が起きれば、偶然に他の地域でも地震が重なることは統計上あり得ます。専門家はこのような経験則に警戒しすぎるのではなく、「日常的な備えが大切」だと強調しています。
それでも、トカラ列島の地震が注目される背景には、過去の災害の記憶と、防災意識の高まりがあります。「もしまた同じような連鎖が起きたら?」という不安から、多くの人がトカラ列島の地震活動に敏感になっているのです。
つまり、「トカラの法則」は科学的な地震予知とは異なりますが、地震への備えや注意喚起のきっかけとして、今も人々の関心を集める存在になっています。
トカラの法則は7月5日(7月)の予言に影響する?

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「トカラの法則」が2025年7月5日に注目が集まる“予言の日”と結びつけられる背景には、地震活動と予知夢、双方への不安と関心が複雑に絡み合っています。
たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』では、「2025年7月に大災難が起こる」という印象的な夢が描かれており、具体的に「2025年7月」と日付が浮かび上がったと語られています。そして予知夢を見られたのは「7月5日」なので特にこの日に注目が集めっています。

その夢の中では、海底が盛り上がり津波が発生する様子が描写され、日本とフィリピンの間の太平洋地域が震源のようなイメージで登場します。
一方、トカラ列島はちょうどその海域に近く、地震やプレートの活動が活発な場所。
もし7月に入ってこの地域で群発地震が観測されれば、SNSやネット上では「やっぱりトカラの法則が発動か?」という声が高まるのも自然な流れでしょう。
ただし、トカラの地震活動と7月5日の予言が直接的に関係しているという科学的な根拠はありません。現時点では、それぞれ独立した「傾向」や「個人の夢」に過ぎません。ただ、人々の記憶には「2011年にもトカラの後に東日本大震災があった」という印象が強く残っており、そのために予言と連動して不安が膨らみやすいのです。
夢と地震の相関は証明できませんが、「備えるべき時期かもしれない」と考える人が増えていることは、社会全体の防災意識が高まっている証とも言えます。
トカラの法則の他、7月5日に向けて気になる自然現象
2025年7月に向けて、トカラの法則以外にもいくつかの自然現象や地球の変動が注目されています。
まずひとつは、フィリピン海プレートの動き。これは南海トラフ巨大地震の引き金となりうるプレートのひとつであり、専門家の観測によると、長期的なひずみが現在も着実に蓄積されています。また、琉球海溝や小笠原諸島沖などでも微小地震が頻発しており、全体的に日本列島周辺が「静かな活発期」に入っているとも解釈されつつあります。
さらに、地磁気の変動や太陽活動の影響も気になる動きのひとつです。2025年は太陽活動が活発になる「太陽周期25」のピークとされており、一部の地球物理学者はこの影響が地震や気象に間接的な影響を与える可能性を探っています。ただし、これも科学的には議論が分かれるところで、断定はできません。
7月という季節も忘れてはならない要素です。日本では梅雨明け直後のタイミングであり、大雨や地盤の緩み、台風の接近が重なれば、仮に地震が発生した場合の被害が拡大しやすくなります。
予言とは別に、こうした自然環境や地質的要因が重なりやすいタイミングとして、2025年7月は注目に値する時期と言えるかもしれません。
トカラの法則と大地震との信憑性
トカラの法則において多く語られてきたのは、「実際に群発地震があった後に大きな地震が日本のどこかで起きている」という事例です。しかし、これが「法則」と呼べるほど再現性や予測性を持っているかというと、それには慎重な姿勢が必要です。
たとえば、2011年3月にトカラ列島近海で複数の地震が発生し、同月11日に東日本大震災が起きました。また、2016年の熊本地震や2022年の福島沖地震の直前にもトカラで群発地震が確認されています。こうした「時期の一致」が注目され、「地震の前兆では?」と考える人が増えたのです。
ただし、気象庁や地震研究機関の見解では、トカラ列島での地震が他地域の大地震を引き起こす因果関係は確認されていません。日本は世界有数の地震国であり、どこかで揺れれば他の場所でも揺れることがあるのは当然です。地震の発生頻度が高いため、偶然にも“連動しているように見える”ことも少なくありません。
また、トカラ列島で地震があっても、必ずしもその後に大きな地震が起きたわけではなく、予兆と断定するにはデータが足りないのが現状です。
つまり、トカラの法則はあくまで「経験則」として捉えるべきものであり、「予言」や「予知」のように絶対視するのは危険です。それでも、群発地震という“何かが始まりそうな動き”に対し、警戒心を高めることは決して無駄ではありません。過剰に恐れるのではなく、日常的な防災意識を持つきっかけとして利用するのが最も健全な向き合い方だといえるでしょう。
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トカラの法則とは?7月5日や地震との信憑性のまとめ
- トカラの法則は群発地震と大地震の関係を指摘する俗説
- トカラ列島は地震活動が活発な地域
- 大地震の前にトカラで地震が増える例がある
- 科学的には因果関係は証明されていない
- 2011年や2016年の事例で注目が高まった
- 2025年7月5日は予知夢と重なると話題
- 夢では津波や海底隆起の映像が描かれている
- プレートの歪みや自然変動も不安要素とされる
- SNSで「トカラが揺れると大地震」と話題になりやすい
- 防災意識を高めるきっかけとして注目されている
「トカラの法則」とは、トカラ列島で群発地震が起きると、その後に日本のどこかで大地震が発生する傾向があるという経験則です。科学的な根拠はないものの、過去の事例から注目されてきました。2025年7月5日という予知夢の内容と時期が重なることで、さらに関心が高まっています。ただし、不安を煽るのではなく、防災意識を高めるきっかけとして捉えることが大切です。


