厄除けのお守りを複数持つことに迷っている人は多いのではないでしょうか。
「お守りは複数持っても大丈夫なのか?」
「複数の神社で授かったお守りを一緒に持っても問題ないのか?」
といった疑問を抱く人も少なくありません。
実際、お守りの意味・効果を正しく理解し、適切な持ち方をすれば、複数持つことに問題はないとされています。
またお守りは、厄年以外でも持つことができ、財布に入れるなど身近に携帯することで、そのご利益を受けやすくなると考えられています。
ただし、お守りをあげる際のマナーや、いつまで持つのが良いのか、返納のタイミングなど、正しい扱い方を知っておくことも重要です。
この記事では、お守りを複数持つ際の注意点や正しい管理方法、返納の仕方などを詳しく解説します。
お守りの効果を最大限に活かし、日々の生活をより良いものにするための参考にしてください。
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この記事のポイント
- 厄除けのお守りを複数持っても問題ない理由と神社の見解
- お守りの意味・効果や適切な持ち方、管理方法
- お守りの返納時期や適切な返納方法
- 厄年以外でもお守りを持つことの可否と贈り方のマナー
もくじ
厄除けのお守りは複数持っても問題ない?

- お守りは複数持っても大丈夫か?神社の見解とは
- お守りの意味・効果を正しく理解しよう
- お守りの持ち方と正しい管理方法
- お守りは財布に入れても問題ないのか?
お守りは複数持っても大丈夫か?神社の見解とは

キョンスピ:イメージ画像
お守りを複数持つことに対して、「神様同士が喧嘩してご利益が減るのでは?」と心配する人もいるかもしれません。
しかし、神社本庁をはじめとする神社の見解では、複数のお守りを持っていても問題ないとされています。
これは、日本の信仰が「八百万の神」という考え方に基づいており、異なる神々がそれぞれの役割を持って人々を守るとされているためです。
一神教のように「唯一の神を信仰する」という概念ではなく、日本の神々は共存し、それぞれのご利益を授けてくれると考えられています。
ただし、お守りを多く持ちすぎることで「持っているだけで安心」と思い込み、日々の感謝の気持ちや適切な扱いを忘れてしまうことは望ましくありません。
お守りは単なるアイテムではなく、神様の力を授かるものです。
数に頼るのではなく、一つひとつを大切にしながら身につけることが重要です。
また、縁結びのお守りに関しては複数持つと「異なる縁を求めている」と解釈されることがあり、逆効果になる可能性もあります。
特定の願いに対してお守りを持つ場合は、どのような意味を持つものなのかをよく理解した上で選ぶと良いでしょう。
お守りの意味・効果を正しく理解しよう
お守りとは、神社やお寺で授与される縁起物であり、神仏のご加護を受けるためのものです。
一般的に小さな袋型をしており、中には護符やお札が納められています。
この袋がしっかりと閉じられているのは、神様の力を封じ込めるためだとされています。
お守りにはさまざまな種類があり、健康祈願、学業成就、交通安全、恋愛成就、厄除けなど、願い事に応じたご利益を持つものが授けられます。
例えば、交通安全のお守りは車の無事故を祈願し、学業成就のお守りは受験や資格試験の成功を願うものです。
お守りの効果を最大限に得るためには、正しく扱うことが大切です。
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ただ持っているだけではなく、日々の生活の中で感謝の気持ちを持つことが重要です。
願いが叶った際にはお礼参りをする、定期的に新しいお守りに交換するなど、適切に向き合うことで、より良いご加護を受けることができるでしょう。
また、お守りのご利益は「お守りが与えてくれるもの」というよりも、持つことで意識が高まり、行動が変わることによって得られる面もあります。
例えば、交通安全のお守りを持っていると、運転に対する意識が向上し、結果として事故を防げる可能性が高くなるのです。
このように、お守りは単なる縁起物ではなく、自分自身の意識を変えるきっかけにもなるものだと考えられます。
お守りの持ち方と正しい管理方法
お守りは、ただ持っているだけではなく、適切に管理することでそのご利益を最大限に受けることができます。
まず、基本的にお守りは常に身につけるのが望ましいとされています。
カバンや財布の中に入れる、服のポケットに忍ばせるなど、日々の生活の中で持ち歩くようにしましょう。
もし自宅に保管する場合は、神棚がある場合はそこに祀るのが理想的です。
神棚がない場合は、清潔で目線より高い場所に置くようにしましょう。
引き出しの奥にしまい込んでしまうと、忘れてしまいがちになるため避けたほうが良いです。
また、お守りを複数持つ場合には、持ち方に工夫が必要です。
複数のお守りをまとめてポーチや袋に入れる場合は、神様の位を考え、格式の高い神社のものを上にするのが良いとされています。
さらに、横に並べる場合は、中心に最も格式の高いお守りを配置するようにしましょう。
そしてお守りは1年を目安に新しいものに交換するのが一般的です。
長期間持ち続けることもできますが、ご利益を維持するためには定期的に神社やお寺に返納し、新しいお守りを授かるのが良いとされています。
古くなったお守りは感謝の気持ちを込めて、授かった神社やお寺、もしくは近くの神社の「古札納所」に納めるようにしましょう。
お守りは財布に入れても問題ないのか?

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お守りを財布に入れることは問題ありません。
ただし、すべてのお守りが財布向きというわけではないため、種類や大きさに応じて適切な持ち方を考える必要があります。
特に金運や商売繁盛のお守りは、財布に入れることで効果を発揮すると言われています。
これは、お金の流れと密接な関係があるため、財布の中にしまうことで意識的に金運を上げる行動につながるからです。
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ただし、財布が乱雑になっていると、神様の力が発揮されにくくなるとも言われています。
そのため、お守りを財布に入れる際は、清潔で整った状態を保つよう心がけましょう。
一方で、交通安全や健康祈願のお守りなど、大きめのものは財布には適さないことが多いです。
これらのお守りは、バッグやポケットに入れる、または車のルームミラーに掛けるなど、用途に合った持ち方をするほうが良いでしょう。
また、お守りを財布に入れる場合、硬貨やレシートと一緒に詰め込んでしまうのは避けるべきです。
特にレシートは「使ったお金の記録」であるため、金運を上げる目的で財布にお守りを入れる場合には相性が良くないと考えられています。
お守りを大切にし、他のものと分けて入れるようにすると、より良いご利益が期待できるでしょう。
厄除けのお守りを複数持つ際の注意点とは?
- お守りはいつまで持つのが正しい?
- お守りの返納方法と適切なタイミング
- 厄年以外でもお守りを持っていいのか?
- お守りは人にあげてもいい?贈り方のマナー
お守りはいつまで持つのが正しい?

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お守りの持ち続ける期間には明確な期限はありませんが、一般的には1年を目安に新しいものに交換するのが良いとされています。
これは、神社やお寺でのご祈祷の効果が1年を基準に考えられているためです。
新年を迎えた際や、初詣のタイミングで新しいお守りを授かる人も多くいます。
ただし、お守りは願いが叶ったタイミングや、自分の中で区切りがついた時にも返納できます。
例えば、合格祈願のお守りは試験に合格した後、安産祈願のお守りは無事に出産を終えた後など、その役目を終えたと感じた時に神社やお寺に返すのが望ましいです。
一方で、思い入れのあるお守りを長期間持ち続けたいと考える人もいるでしょう。
その場合、特に問題はありませんが、汚れたり破損したりしないように大切に保管することが大切です。
また、長く持つことで「効果が薄れるのでは?」と気になる場合は、定期的に神社やお寺で新しいお守りを授かるのも一つの方法です。
お守りの返納方法と適切なタイミング

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お守りを適切に返納するには、基本的に授かった神社やお寺へ持っていくのが理想的です。
神社やお寺には「古札納所(こさつおさめしょ)」や「お焚き上げ所」が設置されていることが多く、そこへ納めることで、適切に処分してもらえます。
遠方の神社やお寺で授かったお守りを返納できない場合は、近くの神社やお寺に納めても問題ありません。
ただし、宗派が異なる場合もあるため、社務所や寺務所で確認すると安心です。
また、神社とお寺ではお焚き上げの方法が異なることがあるため、可能であれば授かった場所に返納するのが最も丁寧な方法と言えます。
返納するタイミングとしては、新年を迎える前の年末や、初詣の際が一般的です。
しかし、願いが叶った時や、新しいお守りを授かったタイミングでも返納できます。
返納の際には、感謝の気持ちを込めてお守りを納めるようにしましょう。
また、神社やお寺に行けない場合は、お守りを白い紙に包み、清潔な塩とともに家庭で処分する方法もあります。
ただし、この方法はあくまでやむを得ない場合の対応であり、できる限り神社やお寺で適切に納めるのが望ましいです。
厄年以外でもお守りを持っていいのか?
厄年でなくても、お守りを持つことは問題ありません。
お守りは厄年だけでなく、日々の安全や健康、目標達成など、さまざまな願いに対して神仏のご加護を授かるためのものです。
そのため、厄年でなくても、自分の願いに合ったお守りを持つことが推奨されています。
例えば、仕事運や金運を高めるために商売繁盛のお守りを持つ人もいれば、日々の健康を願って病気平癒のお守りを持つ人もいます。
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また、受験や試験を控えている場合は学業成就のお守りを、旅行が多い人は交通安全のお守りを持つことで、安心感を得ることができるでしょう。
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厄年以外でお守りを持つ際に注意すべき点としては、願いに合ったお守りを選ぶことと、お守りを持つこと自体に頼りすぎないことです。
お守りはあくまで支えやお守りの象徴であり、行動や努力を伴ってこそ効果が期待できます。感謝の気持ちを忘れずに、適切に扱うことが大切です。
お守りは人にあげてもいい?贈り方のマナー

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お守りを人にあげることは可能ですが、注意すべきマナーがあります。
基本的に、お守りは本人が神社やお寺で授かることが望ましいとされています。
これは、お守りは神様や仏様のご加護を直接受けるためのものだからです。そのため、できるだけ本人が参拝して授かるのが理想的です。
しかし、病気や高齢などの理由で神社やお寺に行けない場合や、家族や親しい人のためにお守りを授かることは問題ありません。
特に、安産祈願や健康祈願などは家族や友人が代わりに授かることが多く、贈る側の気持ちが込められているため、良い意味を持つとされています。
お守りを贈る際は、以下の点に注意しましょう。
- お守りを購入する際に、「贈る相手のために授かる」ことを神社やお寺の方に伝える
- ラッピングせずに渡し、直接手渡しする
- 受け取る側が負担に感じないように、無理に押し付けない
また、お守りは人から譲り受けるものではなく、本人の願いに基づいて持つものです。
不要になったお守りを他の人にあげることは避け、適切に返納するのが望ましいでしょう。
このように、お守りは贈ることが可能ですが、相手に合ったものを選び、正しいマナーで渡すことが大切です。
厄除けのお守りを複数は持っても問題ないのか?の総まとめ
- お守りを複数持っても神様同士が喧嘩することはない
- 日本の信仰は「八百万の神」であり、神々は共存すると考えられている
- お守りは単なるアイテムではなく、感謝の気持ちを持って大切に扱うべき
- 縁結びのお守りは複数持つと逆効果になる可能性がある
- お守りには健康・学業・金運・交通安全などさまざまな種類がある
- お守りは持つことで意識が高まり、行動が変わることがご利益につながる
- 持ち歩くのが基本だが、自宅に保管する場合は目線より高い場所が望ましい
- 複数持つ場合は、格式の高い神社のお守りを上にして保管するとよい
- お守りの交換時期は1年が目安だが、願いが叶ったら返納するのが望ましい
- 返納は授かった神社が理想だが、遠方なら近くの神社でも問題ない
- 厄年以外でもお守りを持つことは問題なく、さまざまな願いに応じて活用できる
- 人に贈る際は、相手のために授かったものを直接手渡しするのがマナー
- 不要になったお守りは譲らず、神社やお寺で適切に返納するのが望ましい
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