YouTube登録者数およそ41万人、怪談を通じて仏教の教えを伝える「怪談説法」で知られる三木大雲住職。独自の語り口と発信力で注目されている一方、「胡散臭い」「怪しい」といった否定的な声もネット上には根強くあります。
特に、夢のお告げで宝くじ1億5000万円を当てた話や、派手なイベント演出などが、「本当に僧侶なのか?」「信じていいのか?」と疑問視される原因になっているようです。
この記事では、なぜ三木大雲が胡散臭いと言われるのか、その具体的な理由を5つに整理しつつ、実際にはどんな評価も受けているのかを客観的にまとめていきます。批判と支持が交差する彼の実像を、一緒に見ていきましょう。
三木大雲とは?
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三木大雲(みき だいうん)住職は、京都にある浄土宗・蓮久寺(れんきゅうじ)の僧侶でありながら、YouTubeやテレビ、講演など幅広いメディアで活動している人物です。特に「怪談説法」というユニークなスタイルで知られています。
「怪談説法」とは、怪談(こわい話)を通して仏教の教えを伝えるというもので、恐怖体験を導入にすることで、仏教に馴染みのない人にも教えの本質が伝わりやすくなる工夫がなされています。このスタイルが話題を呼び、若い世代や一般の人々の間でも人気が広がりました。
YouTubeでは「怪談説法 三木大雲チャンネル」を運営しており、登録者数は40万人を超える勢い。さらに、怪談イベント「OKOWA(オコワ)」やテレビ番組にも多数出演し、単なる僧侶の枠を超えた“語り手”としての顔も持っています。
一方で、「夢のお告げで宝くじに当選した」「霊が見える」といった発言もあり、賛否両論がつきまとう存在でもあります。活動は注目される一方、「胡散臭い」「宗教家らしくない」といった声も一定数あるのが現状です。
とはいえ、仏教をより身近に感じさせ、多くの人に考えるきっかけを与えているという点では、これまでの“お坊さん像”とは一線を画す存在です。
三木大雲が胡散臭いと言われる5つの理由

三木大雲住職は、怪談を語る僧侶という独特のスタイルで人気を集める一方、ネット上では「胡散臭い」との声も多く見られます。信仰や宗教的活動においては真面目さや厳かさが求められやすいため、彼のスタイルがそれとズレて見えることが批判につながっているようです。ここでは、特に疑念を持たれやすい5つのポイントを解説します。
1. 宝くじの高額当選を「夢のお告げ」で語っている
2019年に三木住職が「初夢に出てきた大黒天の言葉を信じて宝くじを買ったら、1億5000万円が当たった」と公表したことが話題になりました。

スピリチュアルな話としては面白いですが、「本当にそんな話ある?」「やらせではないか?」という疑問がネット上では噴出しています。
特に、宗教者が夢を根拠にギャンブルを推すような発言をすることは、「教えと矛盾している」と感じる人も少なくありません。当選金を寺の整備に使ったと語っていますが、それでも「お告げ→宝くじ→大金」という流れが信じがたく、胡散臭さを増幅させている要因となっています。
2. 怪談と仏教を組み合わせるスタイルに抵抗を感じる人がいる
三木住職の最大の特徴である「怪談説法」は、仏教を語る導入として怖い話を用いる斬新な形式です。ただ、このアプローチがすべての人に受け入れられているわけではありません。
中には「オカルトと宗教を混ぜるべきではない」「本当に仏教の教えを伝える気があるのか」といった批判もあります。霊や前世といった非科学的なテーマが多く登場することから、エンタメ要素ばかりが強調されてしまい、「宗教家としての本気度が見えない」と感じる人も一定数存在しています。
3. イベントの演出が派手すぎて“ビジネス感”がにじむ
シネコンを借り切った上映会や、新幹線貸切での怪談イベントなど、三木住職は常に斬新な場で説法を行っています。
東京イベントです!YouTubeではお話ししたことのない怪談説法をさせて頂きます!🥹
お待ちしておりますー!! https://t.co/UsnMOcxHgI— 三木大雲STAFF (@DaiunStaff) March 12, 2025
その大胆な企画力は注目を集めますが、同時に「ここまでやる必要ある?」という反発も招いています。
とくに宗教的な場に対して厳粛さを求める人からは、「まるでエンタメイベント」「僧侶の活動に見えない」といった意見があがりがちです。参加費用も決して安くないことから、「信仰よりも集金目的では?」と疑われることにもつながっています。
4. 個別相談を基本的に受け付けていない
仏教僧といえば、人々の悩みに耳を傾ける存在というイメージが根強くあります。しかし、三木住職は個人的な相談は原則として受け付けておらず、講演会やイベントの場を通じて質問や祈願を行う方針をとっています。
このスタンスに対して、「本当に人助けをする気があるのか」「商業イベントを優先しているように見える」と感じる人もいます。もちろん、安全面や対応人数の問題など事情はありますが、信仰心のある人にとっては冷たく映る可能性も否めません。
5. 僧侶である前に“メディアタレント”に見える瞬間がある
YouTubeやテレビ、出版にイベント出演と、三木住職はまさに“発信型僧侶”の代表的存在です。これは現代的でポジティブな面もありますが、「あまりにメディア慣れしすぎていて宗教家らしくない」と思われる要因にもなっています。
特に、見た目の演出や話し方が“キャラクター化”していると捉えられると、「演じているように見える」「本当に信心があるのか疑わしい」といった印象につながってしまいます。テレビやネットで目立てば目立つほど、信頼よりも“演出臭さ”が目につくというジレンマです。
このように、三木大雲住職の活動スタイルには革新性がある一方で、伝統的な宗教観とズレる点が批判の対象になりやすい状況があります。信仰の形が多様化している今だからこそ、受け手側の“期待する僧侶像”とのギャップが、胡散臭さという評価につながっているのかもしれません。
三木大雲は胡散臭いだけじゃない評価される理由もある
インターネット上では「怪しい」「嘘っぽい」といった声もある三木大雲住職ですが、一方で彼の活動を高く評価する意見も多く見られます。怪談という異色のアプローチで仏教を広めようとする姿勢に、共感や感謝の声を寄せる人も少なくありません。
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たとえば、仏教にまったく関心がなかった人が、三木住職の怪談をきっかけに「死後の世界」「因果応報」「供養」などに初めて興味を持ったという声があります。
彼の語り口はわかりやすく、一般の人にも届きやすいことが特徴です。難しい用語や教義をあえて使わず、体験談や実話を交えて話すことで、身近な問題として仏教を感じさせてくれるのです。
また、宝くじで当選した1億5000万円についても、「私的に使っていない」「寺の整備や土地購入に充てた」と明かしています。信じがたい話ではあるものの、得たお金を寺のために還元した行動には一定の誠実さが見られます。もし仮に、当選話そのものに疑念を持ったとしても、その後の使い道を見る限り、“金儲け目的ではない”と受け取る人も多いでしょう。
さらに、イベントでの交流やQ&Aコーナー、YouTubeコメントへの丁寧な対応などから、「ちゃんと人の声を聞こうとしている」と感じているファンもいます。直接の個別相談は受けていなくても、多くの人に向けてメッセージを届け続けている姿勢は、確かに人々を支える手段の一つになっています。
三木住職が、私が見た未来の著者、たつき諒さんとお会いされたときに、そこで感じた事や、お経に書かれた未来、科学的見地から、皆さんにお伝えしたい事を緊急で以下の動画にされています。
「ご批判をいただくようであれば一旦住職を退く」とまで言われ皆さんへの発信について真剣さがうかがえます。
批判的な見方がある一方で、こうした活動を「現代的な布教」として肯定する声も着実に存在しています。形式は変わっても、届けようとしている中身に対して真剣であれば、それを評価する人がいるのも当然のことと言えるでしょう。
三木大雲が胡散臭いと言われるのはなぜか?賛否が分かれる理由を総まとめ
三木大雲住職が「胡散臭い」と言われるのは、夢のお告げで宝くじに当選したという話や、怪談を使った説法、派手なイベント形式など、従来の僧侶像とは大きく異なる点が目立つからです。個別相談を行わず、メディアやYouTubeを中心に活動する姿にも、商業的な印象を持つ人がいます。
一方で、仏教を身近に伝える工夫や、お寺の整備に当選金を充てる姿勢を評価する声も多く、彼の活動は新しい時代の布教スタイルとして注目されています。伝統と革新の狭間で、三木住職はまさに賛否が分かれる存在と言えるでしょう。
これからも三木住職の活動に注目ですね。



