ふと夜空を見上げると月が見え、癒されたり悲しくなったりと様々な感情が沸き起こります。
そんな影響を与える月の大きさってどれくらいなんだろう?地球と比べたら?
それぞれ疑問を解決していきたいと思います。
目次
月と地球の大きさ
ではまず月と地球の大きさについて見ていきましょう。太陽系の衛星中で5番目に大きいです。
太陽系にある惑星の1つで太陽から3番目に近く、月の約3.67倍の大きさです。
月と地球の距離

地球がメロンの大きさだったら、月はそのメロンから4m離れたところをまわる直径3.5cmの卵だそうです。
イメージできましたか?
月と地球の距離は変化している
しかし月は毎年約3.8cmほど地球から離れていっているそうで、遠い未来には月は地球の衛星から離れていくことになるでしょう。原因は地球と月の間に働く引力と関係していています。
地球と月の間に働く引力
地球は月の引力で引っ張られるときに、わずかに月がいる方向に細長く引き伸ばされます。実はこの働きで、月は地球からそのエネルギーをもらうことになり、少しずつ地球から離れていきます。
この力は潮汐力(ちょうせきりょく)といい、潮の満ち引きを起こしているのも同じ力なんですね。
地球の1日は長くなっている
地球はエネルギーを月に与えた分だけ、自転のスピードが遅くなってきています。
1日の長さもわずかずつですが長くなってきていることが分かっています。
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月と地球の関係性
月と地球の関係性は、特殊で最も密接しています。なぜなら、母星である惑星と衛星の大きさが近い天体は地球と月以外にないのです。
他にも月よりも大きなものも存在しますが、他の星が大きすぎるため引力の影響などを与えないでしょう。
一方、月は地球の約4分の1の大きさ。
お互いの強い引力のバランスがよく、かなりの影響を与える環境を作り出しています。
地球と月は密接な関係性を長年保っているのです。
もし月が地球から離れたら?
ではもし離れたらどうなるのでしょうか。地球は、今の状態を保つことができなくなります。
なぜなら月は地球の暴走(力)を抑える働きをしているためです。
月があるおかげで地球の気候は保たれているのです。
月が離れると
- 地球は暴走し始める
- 全てが崩れていく
- 生命を維持するバランスも保てない
などになります。しかし月が離れてしまうのも何万年、何億年後の話なので安心して下さい。
月と地球は公転しながら位置している
太陽系である地球は太陽の周りを- 1年かけて1周する
- 1日1回転している
それと同時に、月も地球の周りを
- 約27日かけて1周する
- 約27日かけて1回転している
月は自転と公転の周期が同じため、自転しているのに常に同じ面を地球に向けているというわけです。
このほうに月と地球は公転しながら位置しています。
月と地球の重力&質量
地球の大きな特徴として、重力があり、生命体は重力があるからこそ地面を歩くことができます。この重力とは地球の中心に向かう引力のことですが、宇宙の無重力空間では月や、地球の重力はどれくらいなのでしょうか。
質量:7.36 × 1022kg
質量:5.972 × 10の24乗kg
月の重力は、地球の約1/6と言われています。
例えば、質量は物質の絶対的な量を表すもので、どんな状況においても変化しません。
対して重量は、物に対してかかる力を表します。
ですので地球上で質量60g、重量60gの物質は、月面では質量60g、重量10gとなります。
まとめ
月と地球について調べてみました。- 月の大きさは、3,474km
- 地球の大きさは、12,742km
- 月と地球の距離は、384,400 km
- 月と地球の関係性は、お互いの強い引力でバランスがよく、かなりの影響を与える環境を作り出している
- もし月が地球から離れてしまうと、地球が暴走し生命が生きられない
- 太陽系にいる地球や月もそれぞれ公転と自転をしている
- 重力は引力により、変化する
宇宙に存在する惑星や衛星など未知の世界ですが、知れば知るほどその魅力に魅了されてしまいます。
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