東京都世田谷区で、海外から帰国後、デング熱を発症した患者が蚊に刺されたことが判明しました。

デング熱の感染により、インフルエンザのような症状が出ます。また時には、重症型のデング熱と呼ばれる、死亡する可能性のある合併症を起こすことがあります。
まだ有効なワクチンが分かっておらず、恐れられている感染症です。

そんなデング熱とは、どのような感染症なんでしょうか。
デング熱の症状や潜伏期間、世田谷区での蚊に感染した状況、感染経路や予防法や対処などまとめてみました。


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デング熱の症状や潜伏期間

デング熱とは、蚊によって媒介するウイルス感染症です。

デング熱の感染後の潜伏期間は2~15日(多くは、3~7日)。
その後、突然の発熱で発症し、頭痛、結膜充血等を伴うことが多いです。

この初期症状に続いて、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感などの状態になります。
発症の3~4日後には、胸部や体幹から始まる発疹が出現して、顔面や四肢にも広がっていきます
画僧  デング熱 出典元:http://otonanomatome.blog.jp

デング熱を発症すると、通常1週間前後の経過で回復・治癒。
そしてデング熱のウイルスに感染しても、5割から8割の人は症状が出ないとされています。

しかし重症化すると、1~5%の患者は、出血傾向やショック症状となり、死亡する可能性のある合併症を起こす、重症型デングとなります。

重症型すると、死亡する可能性があるということです。
蚊で媒介しますので、これからの季節はとても注意が必要ですね。

【世界的では】
世界ではデング熱は、主に熱帯および亜熱帯地域でみられています。
発生率は、世界的に最近数十年で急激な増加を示しており、デング熱はアジア、アフリカ、中東、中南米、オセアニア等の熱帯・亜熱帯地域を中心に流行しており、年間1億人近くの患者が発生していると推定されています。

デング熱は、消失してから70年以上経過した日本でも報告されました。
毎年200人以上にの感染者が出ています。

デング熱2017年に世田谷の蚊に感染、区の対処は

東京・世田谷区で海外から帰国後、デング熱を発症した患者が、世田谷区付近で蚊に刺されたことが分かりました。

世田谷区は付近での蚊の駆除作業は、22日午後から世田谷区の赤堤1丁目付近で行われていて、薬剤が散布されています。

今まで、デング熱の患者が感染したと考えられている公園及びそれに隣接する施設では、利用者への注意喚起や、立ち入り制限、蚊の調査・駆除等の対策が行われています。


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デング熱の感染経路・予防法

感染経路は
蚊から人に、人から蚊に
、と感染。
蚊(ネッタイシマカとヒトスジシマカ)によって媒介されます。

ヒトからヒトに直接感染することはない。

ヒトスジシマカ(蚊)は、青森県以南の日本国内に広く分布しているヤブカであり、その活動時期は、5月中旬~10月中旬です。

ヒトスジシマカの幼虫が発生する例

・ベランダにある植木鉢の受け皿
・空き缶・ペットボトルに溜まった水
・放置されたブルーシート
・古タイヤに溜まった水


などによく発生します。

画像  デング熱 出典元:https://ord.yahoo.co.jp

【予防法】
厚生労働省などは、蚊の動きが活発になる梅雨から夏にかけて、肌の露出を避けた服装をするなどして蚊にさされないように注意を呼びかけています。

・外に出るときは、長袖、長ズボンを着用するなど肌の露出をなるべく避ける
・虫さされ防止薬を使用する
・蚊にさされないような工夫を心がける


蚊に刺された後、3~7日程度で高熱がみられた時は、早めに医療機関を受診されて下さい。

そしてデング熱に関するご相談は、最寄りの保健所へ。

【治療法】
治療法は、デングウイルスに特異的に効果のある薬剤はなく水分補給や解熱剤の投与等の対症療法が中心となります。

海外から入ってくるジカウイルス感染症にも注意

ジカウイルス感染症は、デング熱と同じように、蚊を媒介して人に感染します。

日本でも16例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴があります。

診療体制の整備が進められており、デング熱よりは軽い症状だということです。
しかし、海外で渡航して帰国された際には注意が必要です。

近年ブラジルでは、妊婦がジカウイルスに感染することで胎児が感染し、小頭症児が多発しています。
ニュースで報道されていたのをご覧になった方もいるのではないでしょうか。

ジカ熱そのもので健康な成人が死に至ることは稀だそうですが、基礎疾患があり免疫力が低下している場合は死に至ることもあります。

さいごに

・デング熱は、蚊によって媒介する。
・潜伏期間は、2~15日
・発症すると、高熱や、全身の筋肉痛など、インフルエンザと似たような状態に。
・通常は、一週間で回復するが、1~5%の患者は重症化することもある。
・世田谷区付近で蚊に刺されたことにより、区が蚊の除去作業を行っている。
・予防法は、外にでるときは蚊から身を守るように、工夫することが大事
(長袖、長ズボン、スプレーなど)

デング熱は、近年世界的にみても急増しています。
行政が迅速に動いて、蚊の除去をしていますが、自らも気を付けて過ごしていきましょう。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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